マイホームを買うまでを解説していきます。

賃貸と持家を比較してみましょう

家賃を毎月12万円支払うと仮定すると、借り家での総支払額は10年で1800万円になります。持ち家を購入し、4000万円のローンを組んだと仮定すると、支払額は税金もろもろ含めて10年間で2150万円となります。

融資への返済は1847万円ですが、およそ60%が金利に当たり、およそ1100万円になります。つまり、全部で2150万円を支払ますが、金利もろもろを除くと10年間で元金は738万円分となります。

つまり、ちゃんと自分の「持ち家」になるまでにはローンを30年、35年かけて返済しなければなりません。言葉を濁しているわけではありませんが、持ち家を持ち、金利返済に追われるのであれば、借り家を選んだ方が、あなたにとってたくさんの時間を使えたり、良い生活状態を手に入れることができる、ということも考えられるのです。

定着した住まいを持たないことにより、多くの時間やより良い生活を手に入れることが可能であれば、たとえばあなたが今仕事が最優先であると考えている場合、未来の仕事に有利になることもあるかもしれません。

賃貸住宅は、自分の所有物件ではないからもったいないと言う人を否定するわけではないですが、賃貸住宅に住むことにより、利益を得られるのであれば、その選択はあながち間違いではないと言えるのです。

賃貸住宅の利点は、簡単に引っ越しできること

あなたにとってもっともしたい事、もしくはもっとも大切なことはなんでしょうか。たくさんの時間を使える、そんな暮らしは十分な利益が生じると思いませんか。それは仕事や育児、娯楽、暇つぶしを満喫する事かもしれません。

借り住まいはあなたが住みたいと思ったところに気軽に自宅を借りる事が出来るし、気分によっては、すぐに引っ越す事が簡単にできます。自分の現在の生活状況に応じて住まいを選択する事もできます。簡単に住む家を変える事ができる楽さは、一番の大きな利点と言えるでしょう。

[借り家と持ち家で比べる]

色々な意見の一つとして、「借り住まいの支払を毎回行っても、所有物にならないのは無駄である」と、論理的に打ち消す人もいます。それも決して誤った考えであるとは思いませんが、まずはこちらの表を考えの一部として目を通してみて下さい。

借り住まいと、持ち家での、10年間の支払いをした場合の金額を比べました。

①家賃12万円の借り住まいの例では、10年間で1800万円の総支払額
②上記借り住まいと同等くらいの持ち家を4000万円ほどで買う(持ち家がマンションである場合は、管理費や修繕費、駐車場代が別途支払)

どっちが良いのかはその人のライフスタイルによりますが、将来のことをしっかりと考えておくことをおススメします。住宅は一生住むものですから、真剣に考えるようにしてください。

家を買った時の満足感について

本当に、この満足感は、自分で建てた持家でなければ得られないのでしょうか。少し前までの賃貸住宅は確かに2DKや3DKなどの似通った間取りしかありませんでしたが、今は昔とは比べ物にならないほど物件が充実しています。あなたの求めている物件に近いものは、都心、郊外関わらずたくさんあります。

無自覚のうちにたくさんの人々は、生まれた家を離れ1人暮らしを始める際、賃貸は仮住まいであるために少なからず我慢が必要であると思っているのだと思います。その根底には理由なく「そのうち自分にとって自由な持家を持つんだ」という考えがあるのではないでしょうか。
1人暮らしはワンルーム、家庭を持ち2DK、子供が出来て3LDKへと、不自由さがあまりなかったとしても、「どうせ借りている物件だから」という理由で人々は住まいを移転していきます。

「どうせ」「借りているから」という言葉で我慢を強いられていることはでは何でしょうか。よく言われるのは、設備が古い、壁が薄くて隣の音が気になる、せまい、などです。ではそれを除けば何があるでしょう。再考してみると、さほど不自由がないことに気付きます。
家を所有するという形を選ばずとも、子供ができ、部屋数が必要となれば、次も自分たちの生活スタイルに一致する賃貸へと移るという選択肢もあります。今はもう、「賃貸であるがために仕方がない」というあきらめに似た物件探しをする時代ではありません。たくさんの物件の中から、妥協することなく自分の生活スタイルにあった、賃貸を選ぶことができます。

人生を歩んでいくうちに、環境は変化し、自分が住居に求めるものも変化していきます。賃貸という、いつも自分のライフスタイルに合致する物件を選択し住めるという形も、有益ではないでしょうか。

家とは、持ち家か賃貸のどちらが良いのか?

住居を構えるにあたり、持家でなければ満足感は得られないものなのか、それとも賃貸でも十分に満足できるのでしょうか。

私は長い間、注文住宅の営業マンとして200程度の住まいを作る協力をしてきました。その中の60%が新築、すなわち「初めて手に入れる家」、そして約40%が建て替えでした。

建築が終わった際の個々のお客様の顔を思い返してみると、どのお客様も完成してホッとしたのか、とてもよい笑顔でいらっしゃいました。その後改めて生活に慣れてきた頃にもう一度訪れてみたところ、やはり皆様生き生きとしていました。

前の狭くて制限の多い生活から解き放たれ、自分の好きな家具にあふれた、自分好みの満足した生活を手に入れ、「家を建てたことは間違いではなかった」という解答ばかりいただきます。
でも、本当にそうなのか?苦労して買ったマイホームだから、ありがたいと思い込んでいるだけかもしれません。数千万円というお金を使ったわけですから、納得しないとやってられませんよね。だから、無理やり満足感を得ようとして売るだけかもしれません。

実際、お金で買えるもので、満足感を得るのは難しいものです。お金は単なる紙切れですから、大切なのは価値観です。お金を何かの価値と交換するからこそ満足感が得られるわけで、その価値が自分に見合っているものなのかをしっかりと検討する必要があります。

お金の仕組みについて理解しよう」というサイトでも紹介されていますが、お金はただの交換するための道具に過ぎないということです。だから、マイホームに満足するのではなくて、そこからどんな価値が得られるのかを考えるようにしましょう。

そうすることで、本当の満足が得られるものだと思います。

衣食住とは何なのか?

誰に聞いても、生活の基本は「衣・食・住」であると答えるでしょう。「衣」は自分自身を表現するものです。おしゃれをすれば、自分に良い息抜きや緊張感を与えてくれ、また相手へ良い印象を与えることができます。

しかし、衣は時代により移り変わります。体形や年齢、好みや流行の変化から、次々に新しくなります。衣の中には、新品の状態で押し入れに入ったまま、捨てられてしまうものもあるでしょう。

買ってはみたけれど、意に合わなかったと後悔する場合もあります。しかしその後悔はやがて、別の好みの合う衣へと意識が移り、忘れられていく、そのループではないでしょうか。

では、「食」はどうでしょう。「まずかった」「期待外れだった」と、一度は後悔し、「もう絶対行かない」「もう2度と行きたくない」という気持ちで食事を終えても、ある程度の時間が経てば頭からポンっと消えてしまいます。

もしくは、「あの食事はおいしくなかった」という語り草になることもあるでしょう。しかし、一転してとてもおいしいものに出会えた時のうれしさは言葉に尽くせないものでしょう。このようにして、衣も、食も、失敗と成功を繰り返します。

失敗があるからこそ、成功した時の喜びが大きくなります。成功の価値が高くなるということですね。こういった波があるからこそ、楽しめるわけです。